平成28年度狩猟免許試験に伴う初心者講習会の第一回に参加してきました。
会場は京都府亀岡市にある「ガレリアかめおか」
当日のスケジュールは以下の通り。
午前9時から受け付け開始。
本年度の第一回の開催である今回の参加者は82名とのこと。
一応時間割はあるんですが、まあまあアバウトでした。
まずは、「法令」に関する講義。
講習会に申し込んだ時に、「狩猟読本」「狩猟免許試験例題集」という本をもらえるのですが、
このうち「狩猟読本」の中から試験に出る部分を中心に説明があります。
なので、これは本さえあれば、予習も復習もし放題。
講習会の真の目的はこれから。
まず、「鳥獣に関する知識、判別」です。
実際の試験は「筆記試験」と「技能試験」とがあり、
技能試験では、
- 「使用できるわなと禁止されているわなの判別」
- 「わなの架設」
- 「狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣の判別」
の3つの課題が出されます。
この課題のうち「狩猟鳥獣の判別」は、試験官から鳥や獣の絵を5秒間だけ見せられ、
狩猟鳥獣か非狩猟鳥獣かを判別し、狩猟鳥獣であればその名前を記入するというもの。
その試験で実際に使用される「絵」を見ながら判別するポイントを解説してもらいました。
そして、昼休憩をはさんで、「わなの判別と架設」
会場には6種類のわなが用意されていて、使用可能なわな、使用してはいけないわなのが3種類ずつ、
それぞれの構造と、使用できない理由を説明してもらいます。
次に、架設(わなの設置)。
使用したのは「両開き」の「はこわな」。
実際の試験では、架設を始める前に「架設はじめます」と
終わった後に「架設終わりました」という宣言が必要だということ教えてもらいました。
この、実際のわなの設置の方法を教えてもらうことが、この講習会のいちばんの目的です。
参加するほとんどの人が、この日はじめてわなにさわるので、もしうまくできなかったり、
自信がない、と思ったら講義のあとで練習させてもらえるので、遠慮なく申し出てみましょう。
「わな猟免許」の僕はここで講義終了。
「銃猟免許」受験の方々は、銃の分解や目測の講義があるので、まだまだ終わりません。
来週のわな猟の試験に合格したら、つぎは猟銃を受ける予定なので、
しっかり勉強しておきます。
今回参加されていた方の中には女性も3名ほどおられ、年齢も2,30代とみられる方たちが
全体の1/3ぐらいおられました。
若い猟師が増えることはよいことだとおもいます。
そして、もっと大事なのは、先輩たちの知識や、技術を若い世代にきちんと受け継いでゆくシステムを
作ることだと 思います。
そこは、実際に猟友会に所属してみないとわからないことだとも思いますが。
「猪鹿庁」のような、ノウハウを伝える活動がどんどん広がっていけば、
狩猟がただのブームで終わることなく、文化として受け継がれていくだろうし、
自分もそういった役割を担っていきたいと思います。