何年ぶりかにプロレスにハマってる。

数年前から、新日本プロレスのV字回復ぶりは、

多くのメディアで取り上げられているとおり、

地方の興行でも、チケットが即完売になることも珍しくない。

「プ女子」なんて言葉が、できてしまうくらい女性客の取り込みにも成功している。 

やはり、経営は経営のプロがやらなきゃイカンってことを証明してるね。

「動画配信サイトの月額課金システム」 と「プロレス」の相性の良さもある。

プロレスは年間の試合数が多いし、全国を巡業する。

生で観たくても、距離の問題と、チケット代、交通費といった金銭的な理由があるし、

地上波放送は無い、あるとしてもBS、CSの有料チャンネルで数日のタイムラグがある。

今の時代、リアルタイムで手に入らない情報なんて、すぐに価値を失ってしまう。

月額999円で年間のほとんどの試合が第1試合から全部観れるなら、

十分支払う価値があると思う、どころか格安でしょ。

そして、今年で26回目を数える真夏の祭典「G1クライマックス」が今日からはじまった。

いやー、初日からこんなに燃える試合が見れるとは!

特に京都出身、45歳「天山広吉」!


最近の試合を見てて思うのが、技を「切り返す」選手が多いこと。

これは、スピードのあるジュニアの選手がやるから、見栄えがするけど、

ヘビーの選手がリングの真ん中で、ねちねち技を切り返す画は、

なんにもかっこよくない。 

ヘビーの選手のすごさを伝えるにはやはり、技を「受けて」「返す」こと。

繰り出す技を大きく見せる、受ける技も大きく見せる。そして、技を返す。

これがやはりプロレスの醍醐味であり存在意義じゃないだろうか。

「凄み」や「痛み」の疑似体験。 

今日の天山の試合からは「凄み」「痛み」だけじゃなく「意地」「絆」「決意」といった、

すべての感情があふれていたし、久々に感動する試合をみせてもらった。

そしてもうひとつ特筆すべき試合が、オカダ×丸藤。

丸藤正道という男の天才性が存分に発揮されていた。

彼こそヘビーの「凄み」とジュニアの「華やかさ」を高次元で体現する、

「うまさ」と「つよさ」を兼ね備えた最高レベルのプロレスラーだと、

今日の試合で再認識させられた。

今年のG1、ハズレ試合無いぞ、こりゃ。

今からでも、今月だけでも課金しても絶対に損なし!