先月、わな猟免許を取得したので、今回は「第一種銃猟免許」取得の為、

講習会を受講してきました。

場所は前回と同じ「ガレリア亀岡」。参加者は定員MAXの120名。

前回も思ったのですが、本当に猟師やる人って減っているのかな?

と思うくらい、大盛況。

まあ、この中のどれだけのひとが真剣に「猟師」を、専業であれ、兼業であれ、

実際のフィールドに出るかわからんのだけど。

さあ、講習会のスケジュールですが、毎度おなじみ以下のとおりです。

9:00~9:20 受付
9:30~10:35 法令に関する知識
10分休憩
10:45~12:10 鳥獣に関する知識・判別
12:10~13:00 昼食休憩
13:00~14:00 猟具に関する知識
10分休憩
14:10~16:00 猟具の取り扱い
5分休憩
16:05~16:20 距離の目測
すでに狩猟免許を取得している人は、午前中の講義はほぼスルーしても大丈夫。

ただし、鳥獣の知識と判別に関して、「わな猟」と「銃猟」では出題される動物の数が大きく異なるので、

注意が必要です。

「わな猟」には4つ足動物しか出題されませんが、「銃猟」には鳥が含まれてくるので、

覚えるべき鳥獣は倍増します。

これは、試験日まで教科書とにらめっこして覚えるしかありません。特に「鴨」

僕は前回、わな猟を受験するのにもかかわらず、試験当日まで、出題されないカモの種類を覚えようと

必死になるという、失態をおかしてしまったのですが、その努力が今回報われるように願いたいです。

午前中はそんな感じで、睡魔との闘いでしたが、

午後からの講義は前回のわな猟と違い、テンションあがりまくりでした。

なにせ、実際に猟銃に触れられて、分解できるのですから。

ここからは、銃猟とわな猟の受講者は別の部屋に分かれて、それぞれの猟具について学ぶことになります。

今回、銃猟の受講者は30名ちょっと。

部屋の片隅に用意されている、銃(試験用の模造銃)にわくわくしながらも、

まずは、知識。

ここで1番大切だったのが、銃の各部の名称。

銃口、銃身、先台、開閉レバー、安全子、引金、用心金、銃床。

なぜ重要か?

これ、試験の課題の中の「点検」で必要になってくるからです。

実技試験では、「点検」「分解」「組み立て」「射撃姿勢」「集団行動」と、

多くの課題が出されます。

特に点検は、各部の名称と点検項目をきちんと声にだして確認する必要があります。
 
銃を持ったとき、置くときには、

「薬室内、実包無し、異物無し、異常無し」

を必ず言うこと、であったり、「点検」の際に、

「銃身、錆び、傷、ひび割れ、無し!」

「先台、機関部の接合部、ひび割れ、がたつき、無し!」

と、いうように、「開閉レバー」「安全子」「引金、用心金」「銃床」といった

各部位に異常がないことを、声に出して確認しなければなりません。

「先台(さきだい)」「用心金(ようじんがね)」なんて、はじめて聞いたわ。 

とっさにこの単語が出るように、毎日呪文のように唱えないといけませんね。

次は、分解、組み立て。

これは、どの種類の銃を選ぶかで難易度が変わります。

試験で用意されるのは、「水平二連」「上下二連」「自動」の3種類。

簡単なのは「水平」と「上下」、ちょっとめんどくさいのが「自動」。

といっても、「水平」と「上下」は銃身を折って玉をこめるタイプ。

ここはやはり「ガシャコン!」ってやって見たいですよね。

こんなふうに。

 

 なので、僕は自動銃を選択。(後で、上下、水平どちらも体験しました)

まあ、男の子なら、できますよ、だいたい。

そして、分解、組み立てを一通り教えてもらった後は、集団行動の練習。

なんやねん、集団行動って?と思っていましたが、これは、複数で行動する際の、

銃口の向きであるとか、安全な銃の受け渡しの手順を理解するためのもの。

とにかく、銃口は人に向けないように、「回れ右」や「右向け右」の練習 。

銃の受け渡しの練習、休憩時の銃の持ち方まで、指導を受けます。

最後に、部屋を出て距離の目測の説明。

というものの、目測なんて教えられてできるもんじゃないし、

講義も、10M、30M、50M、に目印が置いてあるのを見せられただけで、

こればっかりは自分で感覚をつかむしかない。

ので、実はこの目測が一番厄介な試験かも知れません。

試験まで1週間。

がんばろ。