自分で野菜を作るようになってから、いろいろ思うことがありまして、

今回、「京都援農隊」の説明会に参加してまいりました。

援農隊」とはなんぞや?といわれれば、京都府が民間に委託して行う、

農業ボランティアの斡旋事業ですね。簡単にいうと。

昨年まではNPO団体が行っていたようですが、

今年から、人材派遣のPASONAが母体の「株式会社丹後王国」が、運営するようです。

以前から登録していたという参加者のおじさんが、

「手伝いに行くと言っていたのに、突然担当者と連絡が取れなくなった!」

と、お怒りでした。

業務の引継ぎがまともにおこなわれていなかったんでしょうね。

それにしても、なんかちょっと、違和感を感じたんです。

なんでこの人ボランティアなのに「上から目線」なんだろう?と。

「私は車を持ってないので、現地までの送迎を何とかしてほしい」

ともおっしゃってました。

は?
 
手伝いに行ってやるから迎えにこい!ってことですよね?

ボランティアの意味わかってます?

記憶に新しい九州地震のボランティアでも似たような話を聞きました。

学生が「免許が無いので車の手配をお願いしたい」という連絡を平気でしてくるそうです。

あたまがおかしいとしか思えません。

ちゃんと「ボランティア」という言葉をググってから、行動に移してほしいですね。

ただ、依頼する農家としては、うまくいけばノーコストで労働力を確保できるわけですから、

贅沢は言ってられないという面もあるのかもしれませんが。

この活動に参加する人の目的はそれぞれだと思いますが、

農家とマッチング業者には、何かしらの「農業の明るい未来のビジョン」を

参加者にみせる責任があると思います。

その意味ではパソナには、単にマッチングだけではなく、

生産、加工、流通、販売までを意識したビジネスモデルを提案する、

コンサルタント的な役割をも求められるでしょう。

大事なのは農家を増やすことではなく、農業を儲かるビジネスに引き上げることだから

儲かるなら、みんなやるでしょ。

僕ももし参加する機会があれば、是非農家の方とそういう話をしてみたいです。

あと、願わくば、かわいい農ガールと出会えますように。