HuskiesLAB

Fラン卒、町工場勤務→フリーランス。 副業、兼業、なんでもありで生きていく。 生き方研究所

タグ:ジビエ

狩猟を始めてからずっと気になっていたことがありまして、

それは、山に埋設した動物の残滓はどこに持っていかれるのか?ということ。

主犯は大体イノシシなのはわかっているんですが、

「どこから来て、どこへ持っていくのか」

そのルートを確認したかったので、トレイルカメラを設置してみました。



ここに写っているのが、親子なのか、ただの群れなのかわかりませんが、

興味深い行動がいろいろ見受けられます。

子供達は、ちょろちょろ動き回っているので、警戒心より好奇心が上回っているんでしょうね。

一回り大きい奴は、食事中に近寄ってきた子供を威嚇するような行動をとっているように見えます。

そしてなにより、倒木をまたぐとき見事に同じ場所をまたいでます。

これはわなを設置する際にとても参考になりますね。

引き続き、観察していこうと思います。


カメラ買い増しせんとあかんなー。




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本日合格発表でした。

無事、「第一種銃猟」も取得。

さあ、あとは「猟友会」に入って、狩猟者登録をすれば、

晴れてハンターの仲間入りです。

以前よりずっと悩んでいた、猟友会のどこの支部に入るべきかという問題。

前回の「初心者講習会」のときにも、猟友会の職員の方に相談していたのですが、

今日、改めて「京都府猟友会」の事務所へ相談にいってきました。

聞くところによると、近年猟師になる人(免許を取る人)が減っているのではなく、

「わな猟」だけをやる人の割合がどんどん増えていて、

「銃猟」の人口が減っているとのこと。

年間300名ほどが免許を取得するが、銃は半分以下。

だから、どこの猟友会も「有害鳥獣駆除」ができる「銃」の猟師を求めているそう。

つまり、本来やって欲しい「有害駆除」ならともかく、個人の趣味の「わな猟」なんかに、

いちいち付き合ってられるか、ってことでしょう。 

しかも、ただでさえ縄張り問題があるところへ、みんなでワナ仕掛けあうことのリスクを考えると、

手軽だと思っていた「ワナ猟」も案外、めんどくさいかもなー。

今後は「京都府猟友会」でも「有害駆除のエリア」を一元化する方向で話が進んでいるらしいので、

「有害駆除」も含む「狩猟」を本気でやりたい人には、テリトリーの制限が無くなるわけだから、

(ハンター)チャンスは広がりますね。 

やっぱり、「銃」必要だな。

銃の所持のほうの「初心者講習会」が11月17日。6800円。

これも申し込まなきゃ。

はあ、初期投資がかさむわ。 



新型NSX
がついに日本で発売開始されましたね。


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お値段2370マン。

買えませんし、いりません。

そんな金があるなら、こっちを買いましょう。


移動式解体処理車

  トラックの車体や荷台などを手掛ける北村製作所(新潟市江南区)は鹿やイノシシを捕獲現場の近くで解体し、鮮度を保ちながら野生鳥獣肉(ジビエ)を運搬できる全国初の「移動式解体処理車」を報道陣に公開した。NPO法人の日本ジビエ振興協議会(埼玉県三郷市)とトヨタ自動車グループが開発に当たり、厨房(ちゅうぼう)機器メーカーのホシザキ(愛知県豊明市)などと共同で完成させた。同協議会は長野県内で実証実験に今後取り組み、各地への普及を目指す。

 2トントラックを改造した解体処理車は長さ約6・5メートル、幅約1・9メートル、高さ約2・9メートル。後部に内臓を取り除いて皮を処理できる作業室と、最大5頭分の枝肉を保管できる専用の保冷室を備える。北村製作所の本社で19日、披露した。

 肉の鮮度や衛生・環境面に十分配慮した仕組みを採用。作業室内は常に低温に保たれ、500リットルのタンクにためた電解水を使うことで解体した肉を少量の水で殺菌できる。解体に使った水も車内にため、現場に垂れ流さない。枝肉は解体処理施設に運び、料理店や消費者らに届くようにする。

 車を考案したのは、同協議会の理事長で長野県茅野市のレストラン「エスポワール」のオーナーシェフを務める藤木徳彦さん(44)。捕獲された鹿やイノシシは全国で14%しか食肉として使われず、山中に埋めるなど処分しているのが現状で、解体処理施設も住民の反対で建設が進まないケースが少なくない。ジビエは鮮度が落ちると硬くなったり臭くなるため、藤木さんは「この車で、捨てられていた命を有効活用できる」と意義を強調する。

 同協議会によると、鹿やイノシシなどは全国で増え続け、農作物や林業に大きな被害が出ている。一方で高齢者が多い地元の猟友会メンバーは60キロ程度の重さがあるシカを駆除しても運べず、放置せざるを得ない状況という。

 車両の価格は1台当たり1600万円から1800万円程度となる見込み。長野県富士見町の猟友会会員らで作る「信州富士見高原ファーム」で8月半ばから実証実験を始め、全国各地も巡回する計画だ。

 自治体や事業者からの問い合わせも相次いでいるといい、藤木さんは「鹿やイノシシが一般的な肉として食べられるようにしたい」としている。

「全国初の移動式解体車開発 新潟市の北村製作所が参画」 ー産経ニュース


なんと、2000マンでおつりがきます!

この移動式解体処理車を買って 、「出張解体サービス業」なんてできないかなー?

狩猟免許取るひとは、みんな獲物をとるまでは、やりたいんですよね。

だけどその後の、放血、腹抜き、解体が1番のネックなんですよ。

上の記事にもありますが、ここの処理をいかに的確に行うかが、食用になるかどうかの

最重要ポイントなのです。

いかに早く血を抜くか、内臓を抜く際にいかに傷つけず処理できるか、

うっかり内容物を撒き散らしてしまおうものなら、

においが肉に移ってしまって、とてもじゃないが食べられたもんじゃないらしいです。

だから、そのみんなが「やりたくない」「めんどくさい」部分を請け負うサービスが、

必要だと思うんです。

特に、猟師の高齢化により、この手の作業は多くの人にとって負担になっているはずです。

具体的には、年間、および狩猟期間中の有料会員制にして、会員にはGPS端末を貸し出す。

もし、獲物が取れたらその場から電話してもらって、GPSを頼りに現場へ向かう。

その際に、放血、腹抜き、まで依頼するか、自分でやるか相談して、現場での作業にかかる。

そのほか、有害駆除の手続きのお手伝いや、もし獲物が死んでしまっていた場合の処分の代行など。

狩猟にかかわる、作業全般の代行サービス。

どうでしょう?

まあ、まったく狩猟経験の無いまま、思いついたまま書いてるので、

実際の現場での需要はわかりませんが、

スーパーの鮮魚売り場で、買った魚をさばいてもらうように、

気軽に利用できるサービスになれば、もっと狩猟をやってみたいと

思う人も増えるかも知れないし、良質なジビエ肉の供給にもつながる。

供給と品質が上がらなければ、飲食業や加工業への消費拡大を訴求できない。

狩猟の第6次産業化を進めるためにも、このアイデアだれか実現して!

資金集めには是非「goodmorning by CAMPFIRE」を。

 
 

行ってきました。狩猟免許試験の第2回目。

今回は「第1種銃猟免許」。そう、ガンハンティングのライセンスです。

いよいよ、ハンターっぽくなってきましたね。

といっても、これはあくまでも、「鉄砲で猟をしてもいいよ」という免許なので、

銃の所持」はまた別の許可が必要。

詳しくはこちらを
 

さて、試験のほうはといいますと、

ペーパーテストは、前回、わな猟免許を取得しているので、回答する問題は10問だけ。

銃についての設問だけでした。

当日までまったくテキストをみていなかったので、もし、弾丸ごとの有効射程距離、最大到達距離とかの 

問題がでたらヤバイなーと思っていたのですが、基本的な問題しか出なかったので助かりました。

 それよりも、僕の中で一番不安だったのは目測でした。

 いや、なんなら視力検査が1番不安でした。

普通、右利きの人が銃を構えると、狙いを定めるのは、右目になるはずです。

僕は、コンタクトレンズを使用しているとはいえ、右目が乱視なので、まあ、あんまり見えてないのです。

なんとか視力検査はクリアできたのでよかったのですが、実際に銃を所持するには、

右目だけレーシックでもしないと、厳しいかなと思いました。

そして、もうひとつの問題、目測の試験。

これは、直前になって必勝法を思いついたので、楽勝でした。

その必勝法とは。

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これが目測の試験場所です。

この歩道に、いろいろな色のノボリが数メートルごとに設置されます。

10m、30m、50m、300mの位置に置かれているノボリの色を答えるという試験なのですが、

お気づきでしょうか?

車道にある、センターラインに。

そう、このセンターライン、長さが決まっているんですね。

白線の長さが5m、白線と白線の間隔が5m。

もう、定規が置かれているのと同じ。

1番心配していた課題が1番イージーでした。

そう考えると、やはり1番注意するべき課題は、銃の点検、分解、組み立て、でしょう。

点検の際に、各部位の名称の点呼しながら、確認しなくてはいけないのですが、

機関部と銃身の接合部を言い忘れていました。

なんだかんだで、これが一番緊張していたんだと思いました。

合格発表は9/14。

皆さん、合格してますように。

そして、猟師デビューしましょう。



 

行ってきました、念願の「猪鹿庁」イベント、

罠(トラップ)マスター講座」!

場所は、岐阜県郡上八幡市にある「リバーウッドオートキャンプ場」。

 京都からだと、高速で3時間弱。

ですが、途中のPAでポケモンをゲットするのに夢中になってしまい(前回の記事を参照)

集合時間ギリギリで到着。が、すでにほかの参加者はテントの設営まで完了されている状態。

少々あせりながらなんとか受付をすませ、会場入り、

そして1日目がスタート。

まず最初に参加者全員の自己紹介から。

驚いたのが、参加者の半数近くが「リピーター」だったこと。

参加した理由もさまざまで、「狩猟免許」を持っている、または取ろうと思っている人のほうが、

少数派で、「ジビエBBQがおいしかったので、又参加しました。」とか

「前回のナイフ作りがおもしろかった」、「猪鹿庁のイベントは全部参加している」などなど、

思っていたよりも「ゆるーい」かんじで参加されている方々もいらっしゃいました。

ある意味これが「猪鹿庁」らしさなんだろうなー。

でも、ここからの授業の内容はかなり「ガチ」。

講師の瀬戸せんせーが実際に使用し、改良を重ねた「くくり罠」の製作にはいります。
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企業秘密かもしれないので一部画像を加工しています(笑)

全容を知りたい方はぜひ、次回(未定)のイベントにぜひ参加して見てください。

罠の材料自体はホームセンターで揃うものがほとんどで、

加工もさほど難しいものはないのですが、実戦で培われたノウハウがつめこまれており、

「はやく使ってみたい」と思わせる、すてきな道具が出来上がりました。

そのあとは、罠にかかった動物の「止め刺し」用の道具を作るため、

その材料となる「木」を切りだしに敷地内の森の中へ。

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 その道中、

前日仕掛けておいたという罠に鹿がかかっていました。
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瀬戸せんせー、満面の笑み!

推定2歳メス、かなり衰弱していましたが、まだ生きているので肉として食べることはできるとのこと。

死んでしまっていると、(心臓がとまっていると)血が抜けないし、腐敗もはじまって、

食用はできなくなってしまうので、無用な殺生にならないためにも、罠の見回りはまめに。

というか毎日チェックしないとだめでしょう。

そして早速、瀬戸センセーの説明のもと「止め刺し」「放血」「腹抜き」のレクチャー開始。
 
まず、獲物を気絶(失神)させるコツの伝授。 狙う場所は頭頂部、そこをねらって打撃。

せんせーは自作のブーメランを使用(写真で手にしているやつ)

続いて血抜き(放血)。先生は鎖骨付近の肺動脈をねらいましたが、初心者は頚動脈のほうが

わかりやすいのでそっちでもいいとのこと。

この気絶~放血をすばやく行うことが動物を必要以上に苦しめないためにとても重要であると、

そのことを、目の前で、命が失われていくさまをみとどけることで、

その場にいた全員が、深く心に刻んでいたと思います。

全員で黙祷したときの、神聖な雰囲気がとても印象的でした。

そしてすぐさま「腹抜き」。

この時期だと1時間もすれば腐敗で腹がパンパンになってしまうそうで、

そうなると、作業が非常に難しく、リスキーになることが用意に想像できます。

くわしい描写は避けますが、開腹をはじめる位置、臓器の位置や傷つけないためのコツ、

切断しやすい骨の位置など、凄まじい勢いで解体されていきました。

その後、とりあえず解体の終わった獲物は流水で冷やしつつ、

参加者は当初の目的である、こん棒の材料探し。

各自気に入った木を切り出し、先ほどの獲物を回収して下山。

会場にもどったあとは、罠づくりの続きをしたり、テントの設営をしたり。

ただ、もうみんな頭の中は夜の「ジビエBBQ」でいっぱい。

そんなかんじで、心地よい疲労感とともに、夜はふけていきました。

(続く)




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