やりましたね、ついに。

天国で祥也も喜んでるよ!

しかも、後続を引き離しての勝利。

最後がチェッカーフラッグではなく、レッドフラッグだったのはご愛嬌。

ラスト2周だったから、文句無しでしょう。

優勝ってのは絶対に人を変える。

2位3位をいくら積み重ねても、心の中に「いつになったら勝てるんだろう」「やっぱり勝てなかった」

というネガティブな感情しか生まない。

1度、勝ちを経験すれば、今後2位3位になっても、「次は勝てる」「こうすれば勝てる」

といったように、ポジティブに物事をすすめられる。

なにより、チームからの信頼を得られることが1番大きい。

具体的には、「データ」より「フィーリング」を優先してもらえるということ。

メカニックというのは基本、「数字」を基準にセッティングを考えるけれど、

ライダーの中には、数値的にはほとんど変化の無いセッティングでも、好き嫌いがはっきり出る人がいる。

逆にどんなセッティングでも、乗りこなしてしまうライダーもいる。 

中上くんはおそらく前者だろう。

今回の優勝で、より自分好みのマシンが作りやすくなって、マシンに対する信頼感が増していけば、

これから残り10戦、3勝ぐらい簡単にできそうだけどね。

覚醒せよ、タカ!